療育プログラムの内容

ゆめラボの療育内容について

広島市の児童発達支援所ゆめラボでは、個別療育にてお子さまの療育をおこなっております。

療育プログラムにも様々なプログラムをご用意しており、お子さまの目的や成長にあった内容をご提案しております。

 

またゆめラボでは、すべての発達につながる五感を大事にしています

保護者様のご相談の中には、「字が書けるようになってほしい」「時計が読めるようになってほしい」などの就学に向けてのご不安ごとを伺うことがよくあります。

 

発達段階の中で学習・運動・社会性のスキル・コミュニケーションの能力は、基礎となる感覚刺激の発達があって成り立ちます。

前庭覚、固有覚、触覚、視覚、聴覚の五感を大切に育てていくことで、課題を積み重ねていきます。

発達過程の土台となる部分ですので、五感が十分に発達していない場合、そこに新たな要素を積み上げても崩れやすい状態となります。

だからこそ、ゆめラボでは、土台となる五感を育むことを大事にスモールステップでの課題を積み上げていきます。

 

 

教室内に、モンテッソーリ教具やパズル等お子様の知能を刺激する仕掛けを数多く設置しています。

自由遊びの中でも、知的好奇心を満たしながら知能を向上させていきます。

 

言葉遊びや聞き取りトレーニング、絵本の読み聞かせ等を行うことにより、言語力はもちろん、集中力・思考力を育てます。

また「友達や自分の意見が尊重されみんなで分かり合う」「みんなで協力して課題を成し遂げる」このような自律課題を行うことで、コミニュケーションスキル及び多角的視野を育てます。

 

お子さまの発達段階に合わせた「個別療育」

 

ゆめラボの個別療育では、一人一人のお子様に合わせ、小学校入学までに必要な支援を行います。

経験豊富な職員がお子さまに最適なプログラムをご提供いたします。

 

 

・学習療育

ゆめラボの学習療育では、一人ひとりの能力・目的にあった学習を実施いたします。

ビジョントレーニングや微細運動を取り入れた指先の動きを意識したトレーニング、はさみやのり、折り紙などを使った複合動作、ボタンやスナップ、ファスナー、紐結びなど生活の中で必要となる動作も身につけます。

小学校入学に向けての運筆練習では、自分の名前が書けるようになること、ひらがな、カタカナ、数字を知ること、書くことなど練習します。

また、イスに座って姿勢を正すことも練習していきます。
お子さま一人ひとりに最適な、また必要な学習の支援を発達段階に合わせて、スモールステップにて計画し療育しています。

 

・運動療育「体幹学習」

ゆめラボでは、学習や微細運動だけではなく、運動療育もおこないます。
日々の生活で体幹を鍛えることは非常に重要です。

また体幹を鍛えることで身体面だけではなく、学習への意欲も高まるなど、心理面にもプラス効果がございます。
触覚や資格にも働きかける感覚統合やバランス感覚を鍛えたりする運動を取り入れています。

バランスボールやトランポリン、平均台、ハードル、フラフープ、ボールプールなどを利用して、バランス感覚を鍛えたり、ものを掴む・はさむ・投げるなど、お子様にあった「体幹運動」「粗大運動」をおこないます。

 

・お子様一人ひとりにあった学習

ゆめラボでは、個別療育では、学習を中心に座学の時間とおよび日々の生活に必要な体幹を鍛える時間を1時間の療育の中でおこないます。
それらを通して、すべての発達につながる五感を注視して支援しています。

それぞれの自律課題では、お子様一人ひとりに最適な学習カリキュラムを作成し、お子様の成長をサポートいたします。例えば、おむつが中々取れないお子様にはスケジュールの中に定時排泄トレーニングを組み込みます。

そのほかに、個別療育中に一緒になるお子様とは、少人数での大スペースを利用したお友達とのかかわりについても練習します。

・順番を待つことができる
・「かして」と言える
・お友達と一緒に取り組むことができる
・「手伝って」と助けてもらうことを覚える
・年下の子にゆずってあげる

などなど、他の友達とのコミュニケーションを学びます。

これらの力は、小学校へ進級後、その後の人生にもとても大切な力になります。

個別療育のメリット

発達支援の療育のスタイルは、「集団型」「個別型」「小集団型」と一度に対応する数と狙いに合わせたスタイルと「短時間型」「長時間型」の時間の長さも特徴があります。
「集団型」「小集団型」では、「長時間療育」を行っているところが多いように思います。

 

お友達の関わりや長時間見ることができるため、保護者様のお子さまと離れた時間を過ごすことができるのはメリットと言えます。

「個別型」の場合、個々の発達段階に合わせて担当職員が個別に支援できる点がメリットです。

 

ゆめラボでは、個別療育を行っており、療育時間は1時間です。

個別療育を行う理由は、一つの課題に対しての到達度合いは、お子さま一人ひとり違うものです。支援の方法も無数にあります。その時の体調や状況でできていたことができなかったりするものです。集団では、そういった細やかな部分が支援しにくいと考えたからです。

 

お子さまの発達段階とお困りごとに合わせて、個別支援計画を作成し、一つひとつの課題を個別で支援しています。主に、TEACCH(ティーチ)プログラムを応用して、微細運動と体幹を意識した粗大運動、ビジョントレーニングをおこなっています。

 

 

 

療育プログラムの重要性

児童発達支援を利用する方々のお困りごとも多岐にわたります。

運動療法、音楽療法、絵画療法、作業療法、言語療法、SST、ABAなどいろいろな支援方法があります。児童発達支援センターはこうした機能を多様に対応できる地域の施設として存在しますが、児童発達支援事業所では、どこに特化した療育を行っているのか様々です。

お困りごとや特性に合わせた対応ができる事業所を選ぶことで、就学前に少しでもできることを増やして小学校へ進めるようにしていきたいですね。

 

ゆめラボでは、個別療育の中に、多くの利用者の方が抱えている自閉スペクトラム症の特性を配慮した「TEACCH(ティーチ)プログラム」を応用した環境の構造化、視覚化を行い、安心できる環境下での支援を行っています。

微細運動・粗大運動・体幹・ビジョントレーニング・SSTを取り入れています。

 

ゆめラボの療育プログラムを一部ご紹介

①運筆課題

 

机上課題の療育プログラムの中には、運筆課題も多くあります。運筆には、少しの力の色がつくマジック、クレヨンなどから入り、鉛筆課題へつなげます。

腕を大きく動かして腕や筆圧も調整できるように練習を行います。

ぬりえやおえかき、点つなぎや迷路、文字や数字などへ課題を変えながら進めていきます。

文字がかけるようになかったら、板書することも小学校入学前に練習したいところです。

 

②サーキットで体幹を鍛えよう

 

運動療育プログラムの中で、よく保護者様より聞かれることで「体幹が弱いんです」という言葉です。体幹は、平衡感覚・固有覚の原始感覚の中の基本です。自分の体のバランスやつくりを把握して、コントロールすることをサーキットを通して、感覚を身につけていきます。

バランスストーンや平均台、ハードルやトンネル、ケンパ、いろんな歩き方など基本動作につながる運動を個別療育の中に取り入れています。

 

③ハサミ練習~おいしくお料理作ろう~

 

ハサミを使った微細運動は、親指と人差し指をくっつけたり話したりする動作の繰り返しで構成されています。

トングなどでものをつかむ動作ができるようにあったら、ハサミを使った動作をおこないます。1回切りでチョキン、2回切りでチョキン、紙を回してチョキン、直線、ジグザク、丸といろんな方向を変えて切る練習をします。

ハサミと合わせてのりを使って、工作につなげます。

のりは、手に付けるタイプや感覚が苦手な子は筆を使って、のりの分量もだんだんとわかってきます。

 

ゆめラボ個別療育 紹介動画