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【2021年更新】発達障害について

一昔前より、耳にする機会が多くなっている発達障害について、今回は記していきたいと思います。ゆめラボでも利用しているお子さまの診断名は一緒でも特徴やできないことできることは一人ひとり違います。
ひと口に「子ども」ひとつとってみてもいろいろなタイプの子どもがいます。
十人十色とはよくいったものです。

この性格や行動の違いは「個性」と言われるもので、それ自体が良い、悪いというものではありません。「発達障害は、個性の一つ」と捉えることも可能かもしれません。

また、できないことばかりを見るのではなく、他の子と比べて良くできる力もあるものです。

今回はそんな発達障害について、理解を深めていただくた為に詳しくご紹介いたします。

発達障害の代表的な3つの症状

 

お子さまの育てにくさを感じる場面が出てきくる場合があるかと思います。

次の3つの症状が発達障害の代表的なものとして挙げることができます。

自閉スペクトラム症(ASD)

まず1つ目は自閉症スぺクラム症です。

自閉症スペクトラム症は強いこだわりやコミュニケーションの障害、感覚過敏などの特徴を持っています。
その範囲は、大きく他の症状と重複している場合も多く見られます。

注意欠如、多動性障害(ADSD)

2つ目は注意欠如、多動性障害です。

文字の通り、多動性があり、一つのことに集中ができないこともあります。
忘れ物や多かったり、時間が守れないなどの傾向があり、小学校に進級すると学校生活で影響が出てきます。

学習障害(LD)

3つ目は学習障害です。

学習障害は、文科省と医学の基準が異なるものですが、文科省の判断基準では、読む、書く、話す、聞く、計算、推論の中で、1つ以上習得や上達が困難な状況が存在し6カ月持続している状態を指します。
医学の診断基準では、読み書き障害、書字障害、算数障害と分類されます。
幼児期にはなかなか判断や診断がしにくいもので、小学校への就学後に気づくことも多いようです。

その他の発達障害

先に述べた以外にも発達症状に含まれる症状がございます。

広汎性発達障害(PDD)、アスペルガー症候群、チック、知的発達症(ID)、知的障(MR)、コミュニケーション症、言語症、語音症などが、発達障害に含まれるとされています。

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発達障害の誤解とは?

 

発達障害についての知識や理解の不足により、よくある誤解についてみていきたいと思います。

発達障害は、だれしも大なり小なり抱えているものです。
正しい理解と情報により、共に生きている社会をより良いものへ作り上げていくきっかけになればと思います。

発達障害は親のしつけ不足が原因なのか?

発達障害のあるお子さまを育てる保護者様からお話しを聞く場面がゆめラボでは、事前のインテークにてあるのですが、その中でご自分の育て方についての反省だったり、自分に責任を感じとても苦しまれている姿を見る機会があります。

発達障害は、すべてが解明されているわけではありませんが脳の機能が起こすものが原因ではないかとされています。よって、保護者様のしつけや子育てが原因となっていることはまずありません。
過度なサポートにより、自分でやらなくていいというご学習をした結果、できないということはまれに見かけますが発達障害においての原因ではありません。

発達障害は心の病なのか?

発達障害の持つ言葉のイメージが、「心の病」の様に捉えられマイナスのイメージを持たれている場合も少なくありません。
発達障害を抱えるお子様は、脳からの指令に基づいて行動している状態ですので本人の中では問題視していない場合は多くあります。周りの関わる者たちから見た時に人と違う部分を問題をとらえていることがあるようです。

 

発達障害を持つお子さまが将来にわたっていきやすい環境であるためには、周りの正しい理解が必要となります。
そうすることで、当事者であるお子さまは、行きづらさを軽減することができます。

お子さまが発達障害なのか気になったときのサインは

 

発達障害と普通の境界線はありません。
あくまで、発達障害と言われるお子さまのサインをいくつか挙げてみます。
当てはまるものが多い場合や子育てでお困りの場合には、地域の機関への相談をお勧めします。

発達障害のサイン~感覚系~

発達障害のサインについて、まずは感覚に関するサインについて例を挙げます。

あやしても笑わない、寝つきが悪い、偏食気味、一度に複数のことをするのが苦手、こだわりが強い、忘れ物をしやすい、泣かない、微笑まない、言葉が遅い、音や肌に触れるものに敏感、味覚や嗅覚に敏感、同じ行動を繰り返す、手をひらひらさせる、その場でふさぎ込む、前触れもなく起こる、パニックを起こす、姿勢の崩れが見られる、手先が不器用、全身運動が苦手、自分の体がわかりにくい

発達障害のサイン~対人系~

続いては、対人に関するサインです。

手を振り切って走り出す、場に応じた対応が苦手、じっとしていられない、集中するのが苦手、人と目が合いにくい、名前を呼んでも振り向かない、指さしをして注意を引かない、言葉で気持ちを伝えない、腕をひっぱり連れていく、手をつなぐ、抱きしめられるのを嫌がる、迷子になっても平気、一人で遊ぶことが多い、友達の輪に入らない、同年齢の友達ができない、おしゃべりが止まらない、変化についていけない(不安を感じる)、気持ちをうまく切り替えられない、人の表情を読めない、順番を待つことが苦手、人をたたく、突き飛ばす、泣かす

まとめ

今回の記事では、発達障害について、詳しくご紹介いたしました。

子育ての中で、ご兄弟がいる場合には兄弟との比較や年齢ごとの成長の様子から不安をお持ちの場合もあるでしょう。

また、通園している保育園や幼稚園からの助言で意識をされる方もいます。地域の1歳半検診、3歳児検診で言われて気づかれる場合もあります。
もし、発達障害かどうかご心配の場合は、早い段階で適正な療育を受けることで改善や自分でできるようになることも増えていきます。

ゆめラボでは、そうしたご相談も受けております。
もちろん、地域の福祉課や子育て支援センター、保健所、保健センター、かかるつけの小児科、保育園や幼稚園などにご相談いただくことがまず行動できる一歩かもしれません。

 

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